2018年12月18日
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新港の森 春の観察会「春はやっぱりサクラ」

4月14日、先週まで雨が心配されましたが、晴れました!そして、予想を上回る27名の参加がありました。常連の方から「元気か」と声かかり大変励まされました。

サクラは予想通り少し花が残っている程度でした。観察会の趣旨は「単に樹木の名前を覚えるのではなく、人と樹木、生活と樹木のかかわりを学ぶ」ことでしたので、普段の私は脱線ばかりするのですが、今回はそれが許され、楽に解説することができました。

 

ソメイヨシノのお父さんはオオシマザクラ、お母さんはエドヒガンの話。

 

オオシマザクラの葉のニオイを体験してもらいました。葉のニオイはなかったので噛んで味見をしたところ、サクラ餅の香りがしました。

 

花の形ははサクラみたいな花びらを持ったものだけでなく、めしべが多数集まったもの、雄花と雌花がべつべつなもの、花びらをもたなものを説明しました。

 

イチョウの雄花と若葉

最後にイチョウの花見をしました。「イチョウに花があるのですか?」で参加者の興味が感じられました。

私は東日本大震災発生の約一年後に訪れた際、津波に襲われた河岸に大きな満開のサクラを見ました。泥の海に瓦擦が転がる中に一本だけ咲き誇る姿は、自然の猛々しさと美しさを無言で伝える風景でした。やはりサクラの花には、人の心を打つ何かがあるのでしょう。この頃、「ソメイヨシノ」という一品種を植え過ぎているように感じます。オオシマザクラの血を引く系統ですから、生長が早く、花付きもよく、花が先に咲くことも好まれる理由です。咲き揃うと美しさは天下一品ですから、ソメイヨシノが都市部で多いことは仕方がないかもしれません。花の美しいサクラは一週間ほど皆さんに愛されますが、葉桜になると忘れられてしまいます。花のない時期も一生懸命生きていますので、たまには存在を思い出してやってください。

「一方、華やかではないのですが、コナラやイチョウだって子孫を残すために一生懸命に花をさかせます。みなさんよく見てやってください。」でしめくくりました。

 

第2回は6月16日(土) 「葉っぱの不思議」がテーマです。

1回目は花、2回目は葉、3回目は実、4回目は樹体の樹液、で樹木の全体がわかるように内容にしたいと思っています。

帰宅してブログを書きながら、進行方法、声の伝わり方等、反省するこが多かった観察会と思いました。

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