2018年12月18日
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新港の森 樹液調査

来年の1月に、四季の観察会で樹液の話をすることになっているので、許可を得てテストしてみました。

樹液採取は従来は里山で実施してきましたが、わりと温暖な都市公園で可能か疑問に思っていました。

根拠もなく適当に選んだケヤキ、トウカエデ、エンジュの3本で実施しました。結果、トウカエデのみ採取できました。3月11日現在で量は約200ccでした。

樹木のまわりに大きな枝が落ちています。今年の大雪で枝に付着した雪の重みで折れたそうです。遠くを見るともっと大きな被害がでていました。

 

その10日後の3月21日タンクを回収しに行ったところ、トウカエデのタンクに約1リットルの樹液が溜まっていました。関係者と味見しました。ほんの少し苦味があって甘みがあるような?ないような?だったので、帰宅して煮詰めてみました。

約10ccのシロップになりました。カラメルの匂いがして味は甘かった。

私の結論は「温暖な都市公園では凍裂の心配があまりないので、越冬時にデンプンをショ糖に変える必要があまりないようです。そのため樹液中のショ糖の濃度は高くならない。でも雪の降る富山の樹木は山であれ、都市であれ秋にうデンプンをショ糖に変えることは行われる。初春にはそのショ糖は葉を作るのに役立ちますが、樹木は早くも、葉が害虫に食われにくくするためタンニン等を樹液に混ぜる。」と言うことにします。

来年1月の冬の観察会のネタとします。

 

 

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