(昨年11月14日に実施された行事の講師をしました。)
この行事は今回で3回目。コロナ禍対策は「きのこ汁中止」、「大勢のスタッフの監視・指導で密をできるだけ避ける」ことにしました。
当日は晴れ。口コミが進んでなんと37名の参加がありました。
急きょ、参加者を3組に分け、事務所近辺のテニスコート、薬草園を散策。
炭の材料になりそうなものを集めまてもらいました。
飾り炭の作りかたを説明。
窯は家にあるもので、ブリキでできたお菓子の缶、茶筒でOK。
飾り炭の材料は、散策で集めたもの、参加者が持ち寄ったもの、スタッフが準備したものをみなさん思い思いのものを空き缶に入れてもらいました。
集めたものを「焼き窯」に入れ、たき火の上にそーっと置く。ここが肝心「焼けたかな…」10分もすると、白い(水蒸気を含んだ)煙が出はじめる。次に青白くなり、そのうち無色に・・。このころになると、ほぼでき上がり。
途中で開けてしまうと酸素がはいって炭が燃えてしまします。開けてみないとわからないドキドキ感がたまりません。
開ける瞬間、みなさんの真剣な表情をされます。
注意!(名人からのアドバイス)
・材料を缶に入れる時、水分の多いものと少ないものを入れると焼きむらになります。水分の多いものと少ないものは別々の缶にいれましょう。
・熱いうちに開けると、酸素が入り、着火して燃えつきてしまいます。30分以上は冷ましてください。
新港の森で飾り炭行事用にドラム缶を改造して作った炉。
この上に参加者が材料を入れた空き缶をならべ加熱します。
参加者が多かったので市販のバーベキュウー炉も準備しました。
焚き火の熱を利用して新港の森の園内で収穫したさつまいもで焼き芋を作りました。
飾り炭ができる合間に、次の内容ことを説明しました。
・なぜ、石焼き芋は甘いのか?
・電子レンジで温めると、おいしい焼き芋にならない?
・ジャガイモはサツマイモのようなおいしい焼き芋にならない?
・サツマイモを食べると、「おなら」がでるのか?
・サツマイモのおならは、臭くないのか?
・サツマイモに、花は咲くのか?
焚き火は煙たかったげど、満足できた一日でした。
「飾り炭」は、たき火でもでき、手軽に焼けるととから「炭焼き」の入門編としてぴったり。本格的な、炭焼き法である。伏せ焼き(土に穴を掘り、その中に炭材を入れて焼く。)で楽しむ人も多く、その花炭の歴史は、一説によると古くは平安時代歴史にまでさかのぼります。そして茶事が盛んになった室町時代、急速に発展、干利休が完成させたともいわれています。
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